男性の頻尿と薬

男性の場合は前立腺肥大症の治療薬

男性の頻尿では「トイレが近い」、「夜に排尿のため、何回も目が覚める」などの症状が現れます。これは、膀胱の筋肉がきつくなっているため、おしっこを我慢できないことで起こるものです。。

 

通常、尿が溜まるにつれて膀胱の筋肉も広がっていくものですが、しかし、頻尿の場合は、膀胱の筋肉が広がりにくいため何回も排尿のためにトイレに行きたがるようになります。

 

そのため、頻尿の薬として、膀胱の収縮を抑え、膀胱に尿をためる機能を正常にするはたらきがある薬を選べばいいことになります。つまり、抗コリン薬やβ2受容体刺激薬が用いられます。

 

また、男性の場合は、前立腺が肥大していることが頻尿の原因となることも多く、その場合は前立腺肥大症の治療薬を用います。

 

前立腺にはα1A受容体やα1D受容体が存在していて、前立腺肥大症にはα1A受容体・α1D受容体を特異的に遮断する薬物を使用します。また、前立腺肥大にはアンドロゲン(男性ホルモン)も関与しているため、アンドロゲンを遮断することによっても前立腺肥大症を治療することができます。

 

α受容体を遮断すると、尿道が拡張します。また、アンドロゲンを遮断することによって前立腺自体を小さくするんです。

 

さらに、男性の頻尿の治療に漢方薬も使われますが、頻尿の治療薬である漢方薬には、基本的に殺菌作用はありません。漢方薬の目的・効果は、元来、体調を整えて体の不調を改善させようとするものなのです。

 

頻尿の原因で異なりますが、膀胱炎や尿道炎など細菌による炎症が原因である頻尿の場合ですと、漢方薬だけでの治療では頻尿の完治は困難であると言えるでしょうが、抗生物質などを併用しての漢方の服用は効果があると考えられます。