頻尿 トイレが近い 男性 尿漏れ 対策

肥大症は40代から始まリ60代では60%が発症

尿の出だしが鈍い、勢いがなくなる、夜中に小イレに起きる、残尿感が強い、直後に下着を汚す…。

 

中年以降の男性が抱える排尿のトラブルは実に多様です。

 

このような排尿トラブルの、ほとんどの原因になっているのが、「前立腺肥大症」です。

 

前立腺肥大症は、加齢とともに増える男性の疾患で、早い人では40代後半から、60代では約60%、80代では約90%が発症すると考えられています。

 

前立腺は、膀胱のすぐ下にある男性生殖器の一つで、膀胱内から発した尿道が、前立腺の中心を貫くように通っています。

腫れて大きくなった前立腺によって尿道が圧迫される

なかでも、最も尿道に近い部分が「内腺」で、その外側に「外腺」があります。このうち、腫れて肥大するのは、尿道に近い内腺です。

 

一般に、前立腺肥大症の「腫れ」の正体は良性の腫瘍で、転移することはありません。生命にかかわる病気ではないものの、腫れて大きくなった前立腺の内腺によって、尿道が圧迫されてしまうことが問題なのです。

 

尿道の圧迫によって、周囲には血流障害が起こり、排尿をコントロールする神経の働きも低下、膀胱も刺激されます。

 

その結果、尿が出にくくなる(排尿症状)、頻尿、残尿感などの症状が現れます。このつらい症状によって、日々の生活の質が低下することになるのです。

 

また、最初は症状が軽くてもしだいに進行し、重症になると、尿がまったく出なくなり、激痛を伴う「尿閉(にょうへい)」になることもあります。

 

一方、前立腺の内腺が腫れると、その外側にある外腺も圧迫されます。精液全体の20%が前立腺で作られますが、精子はこの外腺で作られます。

 

外腺への圧迫が続くと、精液をつくる際に出るカルシウムが沈着して結石ができます。結石ができると、前立腺の働きが妨げられ、精子が乏しくなって受精能力が低下してしまうのです。

肥大する理由は解明されていない

このように、前立腺肥大症にかかると、排尿機能に加えて生殖機能も衰えてしまい、男性の機能がことごとく弱く、削がれてしまうのです。

 

実は、前立腺が年齢とともに肥大する理由については、いまだに、はっきりとは解明されていません。

 

考えられるのは、加齢とともに男性ホルモンの分泌が減少し、相対的に女性ホルモンが増加することで、体内のホルモンバランスが変化し、それが前立腺の肥大化につながっているということです。

 

ほかにも、肥満、喫煙、飲酒、肝硬変や高血圧なども、前立腺の肥大と関係が深いといわれています。

 

→日本人はは欧米人に比べ前立腺肥大症の症状が強い

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