男性の頻尿・尿もれと病院

最初の問診は自己診断とほとんど同じ

ここからは、病院で行われることを順番に紹介していこうと思います。

 

まず、患者さんが病院を訪れると、最初に問診があります。問診は医師が患者さんの訴える症状についての話を聞いたり、医師のほうから患者さんに質問しながら、その患者さんの病気がどういうものなのか診断するための基本になるような情報を集めるためのものです。

 

医師が患者さんにする問診の内容というのは、自己診断でやるチャートやイエス・ノーチェツクとほとんど同じことなのです。これに、医師としての経験や知識に基づいて、もう少し専門的な事柄に絡む質問が加わりますが、基本的には同じと考えてください。

 

問診のとき、医師の頭の中には、尿もれのタイプ分けで使ったチャートを、もう少し専門的にしたようなものがあります。

 

例えば、尿もれがいつから始まったかを確かめる質問をします。もし、最近始まったばかりなら急性の可能性がありますし、かなり以前から続いているものなら急性ではなく慢性だとわかります。

 

急性が疑われる場合、薬剤が原因となる一過性の尿もれもありますから、現在どんな薬を飲んでいるのかを確かめます。

 

また、どんなときに、どんなきっかけで尿もれが起こるのかを確かめると、尿もれのタイプの判断材料になります。

 

くしやみをしたり、重い物を持ったりして起こるのなら腹圧性尿失禁である可能性が高いですし、トイレへ行きたくなったときがまんしきれずに出てしまう、手を洗ったら尿もれを起こすなどということなら、切迫性尿失禁の可能性があります。

 

このように、腹圧性と切迫性の尿失禁に関する問診は、自己診断とほとんど同じです。

患者の状態を見ながら詳しく問診

医師は問診のとき、単に質問するだけでなく、そのときに患者さんの様子も同時に見ています。患者さんの様子を見ることは、反射性や機能性、溢流性などの尿もれを見分けるのに有効なことが多いのです。

 

例えば、この人は身体が動きにくいようだとか、肥満気味なのでほかにも病気がありそうだとか、認知症があるかもしれないといったように、患者さんの様子を見て取ることによって、診断の材料にしていくわけです。

 

患者さんの状態を見て判断の材料とするのは、自己診断にはなかった部分です。このようにして集めた患者さんの様子は、質問で確かめた患者さんの症状や、病歴、服用している薬剤などとも総合して、医師としての経験と知識によって判断します。

 

問診では尿の量や排尿の回数についても質問します。

 

尿量と排尿の回数、それにほかの病気などで服用している薬剤などについて総合的に考え、例えば膀胱が小さいようだとか、残尿が多そうだという具合に、患者さんの膀胱の様子を把握します。これは、専門知識が必要な判断ですので自己診断では難しいと思います。

 

なお、尿量と排尿回数は、排尿日誌によって正確な情報が得られますので、次回以降の診察の前にご自宅でやっておいてくださいと、お願いすることになるでしょう。

 

このように、医師は問診によって情報を集めながら頭の中のチャートをたどっていき、尿もれのタイプや原因についての大まかな判断をします。そして、これ以降の診断や検査の方針を決定するのに活かします。

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